なぜカレーは美味しいのか?

あなたは、このタイトルを見てクリックしましたね。

なぜクリックしたのですか?

カレーが美味しいと思っているからですよね。

実は、このタイトルは、

カレーが美味しいと感じている人がクリックする仕掛け。

すみません、記事の内容は、

カレーが美味しい秘密を教えるものではありません。

確証バイアスの怖さの話です。

例えば、質問サイトに同様の質問、

「なぜカレーは美味しいのか」を立てます。

すると、カレー好きが、あれやこれやと

美味しさの秘密を教えてくれることでしょう。

すると、その回答を読んだカレー好きな人は、

やっぱりカレーは美味しいんだ!と

自説がさらに強固なものになります。

これね「確証バイアス」

自説を肯定ばかりしているサイトをみて、

否定的なものを確認しない偏りのことです。

これ、身近に結構あって、怖いなぁ~って思う。

最近だと、大手ハウスメーカーが55億円騙された、

なんちゃら師の一件。

何がどうして疑いもせずに払っちゃったのか???

でしょ?

これ、オレオレなんちゃらにだまされちゃうのと同じ。

情報は、好む好まざるは別として、

「確証バイアス」を回避することを常に心得た方がよい。

以前も書いたことあったけれど、

事実を確認するには、原本までたどる。

孫引きはNG

原本が見つからなかったら、保留する。

ちょーめんどっくせーです。

実際ね、バイアスかかりっぱなしの人が身近にいる。

うちの親(^-^;

えっちゃんが息子だったら、なんちゃら詐欺に

まんまと引っかかりそうだわ(^-^;

テレビや週刊誌から得た情報は間違いないと思っているらしく、

「それは、一概には言えないよねぇ~」と軽く反論すると、

「お前はいつも人の言うことを素直に聞かない!」

と、言われるわけね。

テレビだから、新聞だからって、

直ぐ信用しちゃうのもどうかと思うんだけどね。

常に「ほんとかねぇ~」と疑ったほうがいい。

最近は「サバ缶」が中性脂肪?ダイエット?によいとかで、

サバ缶が品薄だとか。

メーカーの戦略だとしたら(多分そうかな)

さすがです。

しかしですよ、

これが、こと政治、宗教になると、

怖いんですよ。

さらに言うと、勝手な先入観で、

大切なものを知るチャンスを逃しているかもしれないのです。

ちょー、もったいないでしょ?

さて、ここで有名な選択問題です。

4枚のカードがあります。

カードの片面が母音(A,I,U,E,O)であるならば、

その裏面は偶数というルールです。

このルールを確かめるために、

どのカードをひっくり返して確認すればよいでしょう?

全部~!なんてのは無しです。最小限で。

答えは、ずっと下

正解は、「A」と「3」です。

あれ、「6」は?と思うんですが、

6の裏は、母音でも母音でなくてもルール違反じゃないですね。

偶数の裏は母音というルールじゃないですから。

母音の裏は偶数ってルールです。

なので、Kもどっちでもいい。

Aは、裏が偶数じゃなかったらルール違反

3は、裏が母音だったらルール違反

なので、ルールを確認するにはAと3を

ひっくり返してみるべし。

これって「6」をひっくり返したくなるのですよ。

これこそが、確証バイアス

ルールを肯定することで確認したくなるんです。

反証をだして確認する人は、少ないってことですね。

人間、一度良いと思い込むと、ずーとそう信じてしまう。

最近、つくづくそう感じる。

立ち止まって「否定」してみるのがいい。

人生、良いと思って突っ走っている時、

何事もないのに、

立ち止まって、間違ってる?

なんてねぇ、なかなかできません。

えっちゃんは、病気が立ち止まらせてくれました。

あまり良い例ではないんですが、

これもまた、私の周りにはよくある事実です。

病気やケガ、不本意にも立ち止まらせられる前に、

自ら止まってみるのがよい。

しかしねぇ、

この「確証バイアス」ってのは、本当かねぇ?