女人禁制のはじまりと理由の考察

女人禁制は、仏教由来と神道由来がある

先日の「土俵から、女性は降りてください」の件から、モヤモヤし続けています。しつこいなぁ~って、自分で思うんだけど。もう一度、女人禁制を考えてみる。

仏教の戒律に由来する理由

本来の仏教には、ある場所を結界して、女性の立ち入りを禁止する戒律は存在しない。

                      Wikipedia “女人禁制”『ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典』
                        最終更新 2018年4月8日 (日) 07:10 URL: http://ja.wikipedia.org

冒頭の文章です。「本来の仏教」という言い方が、曖昧で気になるところですが、ずばり仏教には、女人禁制はないとしている。なんか、気が抜けるほどあっさり。

ただ、仏教には、「性欲を刺激する可能性のある行為に関しては厳しい制限がある」ということ。

ざっくり言うと、性的なこと全部禁止!

これは、男女問わずの戒律。戒律を守るため、便宜上、修行中は、男組、女組に分けとけばOK的な感じですかね。必ずしも、異性が性的な対象になるとは限らないんですがねぇ~。

まぁ、いずれにせよ、男組には、女子は入れない。当たり前なんだけど、これが女人禁制ですね。もちろん逆もあると思うけど、男組の方が、いろいろ幅を利かせていたんでしょう。

では、神道はというと、

神道の血穢による理由

神道においては、生物の身体から離れて、流出した血液は血の穢れとみなされる。

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よく耳にする、「血の穢れ」。

女性は一定期間中、神域には入れない。はい、わかります。男性でも生傷流血していたらNGです。神域での狩猟もNG。

神道では、血が、嫌われてます。でも、血に男女の区別ないですよね。

定期的に出血する女性の方が、「穢れ」として排除されやすかったことは、理解できます。

でも、やっぱり血には、男女の区別はないですよね。

仏教、神道、男女の区別ない

ここまでの流れだと、仏教、神道とも、禁止事項には、男女の区別はないし、女人禁制と明言もされてない。

どこで、どうなって、女人禁制になったのか?

多分、鎌倉時代あたりからかなぁ~って、くらいの曖昧さ。

女人禁制は、時代背景、文化、習慣、迷信など、人間の都合や、思い込みで、変化しながらも、続いてきた。女人禁制だけじゃなく、昔から信じられてきた、非科学的な事は、否定されながらも、言い伝えられ残ってきている。

偶然起きた出来事でも、何か理由を付けるのに、非科学的なことの方が簡単だし、悪いことばかりじゃない。思い込めることで、安心できることもある。でも、

女人禁制の場所に、女が入ったら、神様が怒って、雨が降った! なんてのはキライだわ。

その時の天気を、天気予報士に解析してもらって、「予報が100%外れて、あとから分析しても、なぜ雨が降ったのか、わからない」ような事が、女が女人禁制地区に、侵入するたびに起こるなら、私も信じるよ。。。いや、信じるかもしれない。

この本、読んでます。まだ50ページくらいだけど。

いつの間にか、女は地獄の使いになったよぉ

唯識論で説かれた「女人地獄使。能断仏種子。外面似菩薩。内心如夜叉」(華厳経を出典とする俗説あり)や法華経の「又女人身猶有五障」を、その本来の意味や文脈から離れ、「女性は穢れているので成仏できない、救われない」という意味に曲げて解釈し、引用する仏教文献も鎌倉時代ごろから増えてくる。(原典にそういう意味はない)

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                        最終更新 2018年4月8日 (日) 07:10 URL: http://ja.wikipedia.org

えっちゃんの大雑把な解釈では、「女の人は、地獄の使いで、仏になるタネを断ち、外見は菩薩様だけど、心の中は夜叉なんだよぉ~」ってことでしょうか? 地獄の使いなんて、すごすぎません? かっこいいかも。

でも、まてよ、唯識論で説かれた、、、と書かれているのに、華厳経だという俗説あり?ってことは、唯識論に説かれてなるか、わかんない? えぇーっ、信じちゃうじゃん、どういうこと?

いよいよ、泥沼にはまって、出口が見つからなくなってきたよ。

これについては、疲れちゃったので、またの機会に。

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素直なえっちゃんは、すぐ信じちゃうから、うんと気を付けます(´∀`*)ウフフ

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