病院が好きな人なんて、いるわけないんだけど、
ちょっと熱が出たり、体調が悪かったら、
フツーに病院へ行けるでしょ?
当然なことですよね。
でも、えっちゃんには、
フツーに病院へ行くことができる人たちが、うらやましかった。
自分が病院へ行くのは、倒れたときだと思いながら生活していたから。
ところが、数年前、究極のギリギリのところで、病院へ連れていかれる事態に。
倒れる前ね。
数日、通院検査をして、いよいよ結果を聞きに行く日…
恥ずかしながら、病院の駐車場で、車から降りられなない。
検査の結果を、聞く勇気がなかった。
とにかく、何から何まで、怖かった。
過呼吸になって、パニックを起こしていた。
そんな、車の中にいた私に、先生からの伝言が届く。
治療を受けるか、受けないか、
それだけでいいから、本人の口から聞きたい
えっ?
腹をくくって、先生のところへ向かった。
治療してください…
そうは、言ったものの、
とにかく、怖くて、怖くてしかたなかった。
無理やり病院へ連れていかれた、初診の日に、
腹膜を破って、ガンが飛び出している可能性がある…
医者に言われたこの一言で、
病院嫌いは、さらにパワーアップしていったのでした。