オリンピック聖火、聖火の始まり- 聖火リレーはヒトラーが始めた-2

テレビで見る聖火の採火式は、マスコミ向けのリハーサル たまたま、テレビで「ギリシャにあるヘラーの神殿跡で行われる採火式」を見た。 実はこれ...

ヒトラーのオリンピック

1936年の、ベルリンオリンピックについて。

ヒトラーがオリンピックの開催を決めた後は、オリンピックを「アーリア民族の優秀性と自分自身の権力を世界中に見せつける絶好の機会」と位置づけ、ベルリンだけでなくドイツが国の総力を挙げて開催準備を進め、短期間でオリンピック・スタジアム(オリンピアシュタディオン)や選手村、空港や道路、鉄道やホテル、さらに当時まだ実験段階であったテレビ中継などの受け入れ態勢の整備が進められた。

   Wikipedia “1936年ベルリンオリンピック”『ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典』
                           最終更新 2018年3月22日 (木) 13:22 URL: http://ja.wikipedia.org

ヒトラーはオリンピックなんぞ、ユダヤ人の祭典だから、やりたくなかったけど、
側近から「大きなプロパガンダ効果があるよ」と諭されて、やる気になったらしい。

そして、聖火リレーは、

この大会において、プロパガンダ効果を高めることを目的に古代オリンピックの発祥地であるギリシャのオリンピアで聖火を採火し、松明で開会式のオリンピアシュタディオンまで運ぶ「聖火リレー」が初めて実施された。これは彼らゲルマン民族こそがヨーロッパ文明の源流たるギリシャの後継者であるというヒトラーの思想に適った物でもあった。

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                           最終更新 2018年3月22日 (木) 13:22 URL: http://ja.wikipedia.org

聖火を始めたのは、ナチス。

この時の、採火式の画像は、「1936 ベルリンオリンピック 採火式」で検索すれば見られます。現在と同じ光景。

2020年の東京オリンピック公式サイトの「東京2020大会聖火リレー」のページに、「オリンピック聖火とは」というのがあるが、1928年のアムステルダム大会で聖火が始まったことは書かれているけど、ヒトラーが聖火リレーを始めたとは書かれていない。

1936年、日本とドイツは、日独防共協定が成立した年で、

当時の朝日新聞では、「ナチスドイツとヒトラーへの賞賛を全面展開」

                         朝日新聞デジタル ことばの談話室
                            「聖火」じゃなかった聖火 森ちさと

しているのだ。

ドイツを賞賛している日本は、その思惑通り、ナチスがつくった採火式や聖火リレーを、神聖なものと思い込んで、ヒトラーの思うつぼに、すっかりハマった。

触れたくない聖火リレーの始まり

ベルリン大会の次は、1940年に東京で開催される予定だったが、日中戦争のため、ヘルシンキへ変更された。だが、第二次世界大戦によって、この大会も含め、1940年、44年、夏冬合わせて4大会中止され、その後1948年ロンドン大会が開催された。日本とドイツは戦争の責任を取らされて、参加を認められなかった。

ところが、聖火リレーは、この大会で起用され、1951年にはIOC総会で、聖火リレーは「オリンピック憲章」に正式に加えられたのです。

ナチスのプロパガンダとして始まった聖火リレーが、ドイツを排除したロンドン大会に受け継がれ、現在に至っている。

テレビでたまたま、採火式を見たことが、

聖火は、思っているほど「神聖」なものではなかった。

ことに気付かせてもらった(^-^;

テレビで見る聖火の採火式は、マスコミ向けのリハーサル たまたま、テレビで「ギリシャにあるヘラーの神殿跡で行われる採火式」を見た。 実はこれ...
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