がん細胞を短時間で死滅させる凄い野菜、ゴーヤ?! これ嘘でしょ?

二日続けてのえっちゃんです(´▽`)

今日えっちゃんが考えてることは、肩書のバイアスって凄ーい効果があるから、経歴詐称をする役人さんたちがいらっしゃるんですなぁ、って至極当たり前のこと。

ええ、ちょっと前にアメリカでも、どん底から這い上がって銀行の支店長にまでなった人が、実は経歴詐称だった話しを聞いたんです。まぁ、事実かどうかはともかく、あったとしても何ら不思議もない話。凄いなって思うのは、経歴詐称より支店長になるまでの素地があったのだから、こっちの方が驚きというか、学歴や肩書って何よ?

さて、本題。

ここに書かれている「がん細胞を短時間で死滅させる驚異の野菜」

その名も「ゴーヤ」「ブロッコリー」という凄いヤツの話。

医者でも、研究者でもない私は、この手の話はあんまり信じない。でもね、もし自分がガンを患っていて、藁をもすがる思いだったら、ゴーヤでもブロッコリーでも、がんが死滅するなら、食べたいと思う。これ切実。

だからこそ、こういう情報は、集客目的だけでは記事にはしてほしくないなぁ(*´Д`)

「ゴーヤでがん細胞が死滅する」という情報が、信頼できるのかどうかを、Quoraの回答を参考にしてみます。

(前略)

細胞を純水の中で飼うと、恐らく膨張して死んでしまうと思います(ので、この実験は水で飼ったから死んだんじゃない?とかおもっちゃいます)。逆に、培地で培養している細胞の培養液に塩を一つまみ入れると、逆の理由ですぐ死んでしまいます。水も塩も細胞を殺す素晴らしい能力があるというのに、普通に我々が水や塩をとっても細胞も癌細胞も死にません。

ある物質が実験レベル(in vitro)で癌細胞を死滅させるからといって実際に効果(in vivo)があるとは限りません。

逆に、何でもいいのですが、例えば塩酸などの強酸を培養液に少しだけ入れても細胞は死んでしまいますが、だからといって飲んでしまっては我々が死んでしまいます。

ある物質が実験レベル(in vitro)で癌細胞を死滅させるからといって実際に効果(in vivo)があるとは限りません。

(後略)

https://jp.quora.com/rinku-saki-no-gan-saibou-wo-tanjikan-ni-9-8-shimetsu-saseru-kyoui-no-yasai-go-ya-to-burokkori-toiu-no-ha-igaku-teki-ni-shinrai-dekiru-jouhou-nanode-shou-ka/answers/165108859

こちらの回答者さんは、医師です。そして全文を通して読むと、太字の部分は5回繰り返しておられます。ここが大変重要なことだそうです。

Kenn Ejimaさんの回答: 結論からいうと、信頼できません。 というかですね、がんの治療とは人類の悲願であり、毎年何兆円もの巨額の資金と世界最高の頭脳を集結させて研究していて、数十年に一度の歴史的なブレイクスルーと言われて本庶先生のノーベル賞の受賞にまでつながった抗PD-1抗体でも30%ぐらいの奏効率(=なおる...

そして私が尊敬するKennさんの回答も。

例えば、私がこのブログで、どこどこ大学のウンチャラ教授の研究で、こうこうこういうことがわかりました。それは、がんにならない凄い発見です。あなたもこの研究の〇〇を摂取するだけ、がんにならないかもねぇ~( ゚∀゚)アハハ

という記事をアップしたとします。大学の名前が海外の大学のがいいですね。そしてあなたの命や不安を解消するモノだとさらにいいでしょう。たとえ、その大学が存在しなくても、研究者の教授が存在しなくても。さらに、この研究が実際にされていなくても。とにかくすごい発見ですから、ゴーヤ食べようよ!( ̄д ̄)

いったいこの記事の根拠は何処にあるのでしょうかね。こんなことは日常茶飯事。テレビ番組、雑誌や新聞もざらとあるからね。

今日はゴーヤ食べるけど。

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